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商品先物取引のメリットは、何といっても買いと売りの両方から売買できる点です。
収穫などのあるタイミングで商品の現物を受け取るのを、その価格を収穫などの前にもって決めておくのです。
例えば、小麦が今年は値上がりすると、悪天候などから予想されたときは、買い注文をとりあえず入れます。
そして、予想どおり値上がりしたタイミングで、売れば、利益を得られます。
反対に、今年は豊作過ぎて値下がりするであろうと予想できたときは、売り注文を入れます。
それで、予想どおり収穫時に値下がりしたら、今度は買い注文を出して、その差額がそのまま利益となるのです。
次なるメリットは、比較的小額での取引ができる点です。
証拠金は、金額的には総取引金額の数%程度でいいのですよ。
そんな少額の資金で、取引ができるのが、商品先物取引の旨みなんですね。
ですが、実際の取引では、わずかな値動きの幅でも、損得にかなりモロに響いてきます。
そこらあたりが、信用取引に極めて似ています。が、おまけ的なおいしさですが、株式の信用取引では株式や資金の貸借する金利(日歩)の発生が、どうしてもあります。
が、商品先物取引ですと、そんな証拠金の金利負担が全くないのです。
なので、商品先物取引は、株式の信用取引と比べて、少ない資金ではじめられます。
少ない資金で?それは、各証券会社の初回入金額によって違ってきます。
初回入金額とは、取引を開始するためには、取引に使う口座に最低限入れないといけないお金を指します。
例を挙げるなら、5万円で取引できる商品に対しても、初回入金額が15万円に決められているのならば、まずは15万円を取引に使う口座に入れておかなければなりません。
そして、その15万円から5万円で、取引を始めるのです。
この初回入金額は、各証券会社によって違ってくるので、取り扱い商品と同時に、見ておかなければならないポイントです。
以前はこの初回入金額が、数十万円単位なんてのが一般的でした。
ですが、今は個人投資家を囲い込むために、安くなってきています。
まれに、フジフューチャーズのように、初回入金額0円という証券会社もあります。
そんなのが、最近増えています。
商品価格の変動率イコールボラティリティが、株なんかよりかなり高いのも、商品先物取引のメリットです。
なので、短期間で利益を得やすいのですが、こけた時は損失も大きいです。
今年などは、予想外の異常気象なので、農作物などは、すべて番狂わせではないでしょうか?
あるいは、急に油田が湧いたなんて、ハプニングでも変わってきます。
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